ドラマレビュー

韓ドラレポ「私の名前はキム・サムスン」視聴感想

おすすめ度 ★★★★★

韓国で2005年に放送され、なんと韓国全土で最高視聴率50.5%をマーク!結婚や恋愛にまつわる赤裸々なセリフが女性たちから圧倒的な支持を受け、「サムスン・シンドローム」と呼ばれる社会現象まで巻き起こした作品!

作品情報

  • タイトル:私の名前はキム・サムスン
  • 原題:내 이름은 김삼순
  • 放送:2005年6月1日〜7月21日 全16話
  • 脚本:キム・ドウ
  • 演出:キム・ユンチョル

出演

  • キム・ソナ▶︎キム・サムスン
  • ヒョンビン▶︎ヒョン・ジノン
  • チョン・リョウォン▶︎ユ・ヒジン
  • ダニエル・へニー▶︎ヘンリー・キム

あらすじ

30歳で太めのパティシエ、キム・サムスンはクリスマス・イブに恋人のヒョヌにフラれた上、働いていた店もクビになる。

結婚紹介所では冷たくあしらわれ、売り込みにいったホテルのベーカリーでは、サムスンを”おばさん”よばわりした超傲慢な御曹司ジノンと再会する。レストランオーナーであるジノンに強引にスカウトされたサムスンは、自分の店を開くという夢のため、しぶしぶジノンの店でパティシエとして働くことを決意したが・・・。

(BS12 より)

予告

ネタバレ感想

韓ドラのラブコメの王道!そして金字塔!
小学生ながらにハマり、多分トータルで10回ぐらいは見ました。内容のインパクトも強いので、最後に見た時から何年も経ってますがいまだにはっきり思い出せます。

この頃からヒョンビン様にハマり、ヒョンビンの伝説はここから始まったと言っても過言ではないですね。とにかくヒョンビンファンなら必ず見るべき作品です!古いドラマですがそれを理由に避けるにはもったいない作品です。

ストーリーは韓ドラ慣れしてる方なら、大体のあらすじを呼んで予想つくと思います。そして大体予想通りでしょう。ですがそれで見ないという選択肢は先程も言ったようにやはりもったいないです。
予想通りでいいんです!!!
初めて見た時は、全ての展開が初めてすぎて新鮮さがありました。この俺様御曹司と全てを失った系女子の格差恋愛は今となっちゃ慣れたもんですが、もはや懐かしいという気持ちで楽しんで見てください。
今見たらツッコミどころ満載かもしれないですが、一昔前の作品らしい要素盛りだくさんでむしろ許容範囲内です。

そしてヤングヒョンビン若くて初々しいなぁかっこいいなぁという目線で楽しんでください。「愛の不時着」ブームで人気がさらに爆発してるヒョンビンのお宝映像だと思っちゃってください。

サムスンシンドロームが起こるぐらい当時は社会現象のなりましたが、まだ小学生だった私にもちろん大人の恋愛なんてよく分からなかったのでドラマのセリフで共感みたいなことは特になかったです。
でもサムスンのような意思がはっきりしててちゃんと主張できる女性はかっこよくて魅力的に見えました。容姿ももちろん大事なのかもしれませんが、サムスンの人間くさいかんじが素敵で惹かれました。乱暴で口も悪いけど、当時の私にはもしかしたらそれぐらいが等身大に感じたのかもしれません。
サムスンを演じたキムソナさんがこの役作りのために8kgも増やしたというのは有名なエピソードですが、女優魂すごくて尊敬します。

最終話のラストの二人で階段登るシーンが特に印象的でした!名シーンですよね!ヒョンビンの背中が汗でシャツが透けてたんですが、セクシーでした。(暑い中お疲れ様でした)

その階段のシーンを小学生のガキのくせしてすごく気に入ったんです。大人になってからも忘れられなくて学生の頃に韓国に行って、実際その場で同じような写真撮って最高に満足していい思い出になりました。

OST

ostでよく流れる一曲があるんですが、一度聴いたら耳から離れなくなります。ドラマを見終わる頃にはサビぐらいなら歌えちゃうと思います笑

ドラマのostって何年経ってようが聴いたときにドラマのシーンがフラッシュバックします。私はこれを聴くとピアノのシーンを思い出します。見たことあるみなさんはどのシーンを思い浮かべますか?

さいごに。

ドラマの最終回に出てくる詩を紹介させてください。

Happiness is a journey, not a destination.

(幸福は旅の過程であり、目的地ではない)

Dance, as though no one is watching you

(踊れ、誰も見ていないかのように)

Love, as though you have never been hurt before

(恋せよ、傷ついたことがないように)

Sing, as though no one can hear you

(歌え、誰も聴いていないかのように)

Work, as though you don’t need the money

(働け、金が必要でないかのように)

Live, as though heaven is on earth

(生きよ、今日が最後の日のように)

大人になるにつれ、恋って臆病になりがち。傷つくことを恐れて。

傷ついたサムスンの「心臓が固くなったらいい」というセリフがありますが、多くの人が共感してジーンとなるセリフだと思います。

ですがいつまでも傷ついたままだと前に進めないので、一度も傷ついたことがないように前に進むしかないのです。そうやってしか人間は過去から解放されないから。

そして恋愛だけではなく、大人になると年齢などいろいろ周りと比べたりして、挑戦することを恐れて現状維持したり無難な選択をしがち。

しかしそんなの関係なく、何度も挑戦して何度でも失敗して前向きに生きていこうと、このドラマは教えてくれます。

とにかく王道だけど笑えて、大人になってからの今のほうが絶対共感できる部分があります。紹介した以外にもたくさん名言があるのでぜひ見てみてください。明るくて前向きな気持ちになるラブコメ、おすすめです!

ABOUT ME
Natsu
小学生のころに韓ドラにハマり、そのまま15年以上韓ドラを追いかけ続けている淑女です。