ドラマレビュー

韓ドラレポ「製パン王キム・タック」視聴感想

おすすめ度 ★★★★

異母兄弟の葛藤と、名門一族に渦巻く陰謀の行方は・・・。さまざまな社会現象を巻き起こした”見て食べたくなるドラマ”!

作品情報

  • タイトル:製パン王キム・タック
  • 原題:제빵왕 김탁구
  • 放送:2010年6月9日〜9月16日 全30話
  • 脚本:カン・ウンギョン
  • 演出:イ・ジョンソプ

出演

  • ユン・シユン▶︎キム・タック
  • チュウォン▶︎ ク・マジュン/ソ・テジュ
  • ユジン▶︎シン・ユギョン
  • イ・ヨンア▶︎ヤン・ミスン

相関図

テレビ東京より

あらすじ

コソン食品の会長ク・イルチュンの妻インスクは後継者となる息子を産むことができず、姑から冷遇されていた。そんな中、ク家の使用人のミスンがイルチュンの子供を身ごもる。激怒したインスクは予言者の「夫との間に息子は授からない」との言葉を受けて秘書のハン・スンジェと関係を持ち、念願の男児を身ごもる。ミスンはインスクから危害を加えられることを恐れて身を隠し、密かに息子のタックを出産する。やがて小学生に成長したタックは母から自分の素性について明かされ、ク家に引き取られるが、その直後、母は何者かの手によって拉致されてしまう。
12年後、ク家を飛び出して母を捜し続けるタックは、手掛かりを求める中でパルボンのベーカリーに流れ着く。一方、ク家の後継者として成長したインスクの息子マジュンは技術を得るためにパルボンに弟子入りする。奇しくも同じ師匠の元に身を寄せた異母兄弟は、パンの技術、恋、そして後継者争いでも火花を散らすことになるが…。

(BSフジ より)

ネタバレ感想

2010年KBSドラマで、最高視聴率50.8%という驚異の視聴率をたたき出して、国民ドラマと言われたです!2011年にフジテレビの「韓流α」で放送された時に見たんですが、あっという間に10年も経っていました、、、

内容はかなりてんこ盛り盛りでとにかく最初からドロドロです。
ザ・昔の韓ドラというかんじでタイトルからは全く想像できないかなりのドロ沼。

製パン業界で夢を叶える若者たちというメインテーマに、複雑な家庭の愛憎を盛り込んでの全30話。
1話60分以上で全30話ととても長く感じるかもしれないですが、中だるみもなく、テンポ良く進み、続きが気になる展開になっているのでむしろあっという間に見終わります。
1話から6話までの幼少期部分、バックグラウンドを丁寧に描いてる分、暗い展開が続くので我慢が必要かもしれません、、、

タックがハン室長の悪の手にも負けず、マジュンの嫌がらせにも負けず、困難に立ち向かっていく姿は応援したくなります!
いつも前向きで純粋なタックがパンを一生懸命作ってるシーンが一番好きでした!
そしてとにかくユン・シユンが初々しい♪

貧乏でも母に愛されて育ち優れた嗅覚を持つタック、金持ちでも愛されたことのないマジュン、貧乏且つ虐待されて育ち自分を愛せないユギョン、町のパン屋の娘で家庭愛に恵まれた明るいミスン、4人のキャラクターたちの対比の描き方が分かりやすくて良かったです。

チュウォン演じるマジュンがタックを苦しめてばかりでほんとに嫌なやつだったでしたね。
他にも悪役はたくさん出てくるんですが、マジュン含めなんだかんだ悪役の人たちもかわいそうで完全に悪者という目線では見れなかったです、、、

ヒロインのユギョンが、辛くて苦しいけど明るく元気に頑張るという従来のヒロイン像とは違いむしろどんどん壊れていくという描き方が新鮮に感じました。
そして主人公ではなく副主人公を選んだというところもドラマとしては珍しいパターンだなと思いました。

タックはミスンとお似合いだなぁと思っていたのでそこがくっついて嬉しかったです!

パルボン先生が亡くなってしまったときはかなり泣けました。
寛容的で包容力のあるパルボン先生がとても魅力的で、私もこんな師匠に出会いたいと思わされました。

ABOUT ME
Natsu
小学生のころに韓ドラにハマり、そのまま15年以上韓ドラを追いかけ続けている淑女です。