おすすめ度 ★★★★
作品情報
- タイトル:恋するジェネレーション
- 原題:후아유: 학교 2015
- 放送:2015年4月27日〜6月16日 全16話
- 脚本:キム・ミンジョン、イム・イェジン
- 演出:ペク・サンフン、キム・ソンユン
出演
- キム・ソヒョン▶︎イ・ウンビ/コ・ウンビョル
- ナム・ジュヒョク▶︎ ハン・イアン
- ユク・ソンジェ▶︎コン・テグァン
- イ・ピルモ▶︎キム・ジュンソク
相関図
あらすじ
韓国南部の港町・統営(トンヨン)にあるヌリ高校2年生イ・ウンビ (キム・ソヒョン)は、児童施設で暮らしている。学校で同級生のソヨンからいじめられており、退学にまで追い込まれてしまう。辛くなったウンビは、死を決意。橋から飛び降りるが、何者かに助けられる。一方、ソウルの名門私立セガン高校2年生、コ・ウンビョル (キム・ソヒョン)は、中学生の頃から成績1位を逃したことがない優等生。家柄、外見、成績の全てを持ち合わせたパーフェクトガールだ。ある日、トンヨンへ修学旅行に出かけたウンビョル。しかし双子の妹に会いに行くと言い残し、そのまま行方不明になってしまう。病院のベッドで目を覚ましたウンビ。すべての記憶がなくなっており、彼女の横には母親と名乗る人物が。ウンビはコ・ウンビョルという少女になって、セガン高校に通いだすのだが…。瓜二つのウンビとウンビョル。2人の関係はいったい?そして一瞬にして人生が変わってしまったウンビを待ち受けている世界は…?
(KBS WORLD より)
感想
相変わらずの邦題のセンスのなさ、、、原題「Who are you?」がなぜ「恋するジェネレーション」になったのでしょうか?
邦題とピンクのパッケージを見るとただの青春学園ラブストーリーかと思ってしまいます。
「恋する~」に期待しすぎると思いのほかドロドロで、そのズレについていけなくなってしまうかもしれません。
友情や恋愛や家族愛などいろんなことを描きつつ、リアルないじめ問題も丁寧にしっかり描かれていました。
高校生に戻ることはできないんですけど、今見ても伝わるあの時の純粋さや大事な気持ちなどが感じられてとても良かったのに、そういうのが伝わらない邦題に変わっていたのが残念でした。
原題のままで良かったと思うな~。
このドラマはただの青春学園ものではなくて、しっかりメッセージ性のあるドラマでした。
いろんな社会問題が凝縮されていて内容が学園ものにしては重いです。というか深い。
キム・ソヒョンの一人二役がほんとに違う二人に見えてお見事でした。
髪型や服装でも違いを出していて釘付けになりました。
若かりしナム・ジュヒョクももちろんかっこ良かったです。
何事にもしっかり向き合い、しっかり答えを出し前に進んでいくまっすぐさが魅力的でした。
個人的にはソンジェの魅力が詰まりすぎてる作品だったと感じました。
回を追うごとにどんどん成長していくテグァンの姿がカッコよかったです。
そして金髪でも黒髪でも推せます。
いじめっ子のスヒャンは最後まで好きにはなれませんでしたが、演技がとてもうまくてより憎く感じました。(女優さん的には“勝ち”ですね!)
最後にウンビとの公園のシーンで、まだ素直に謝罪の言葉を口にできない彼女の表情が印象的でした。
「心から私に言いたいことができたときに 私が生きているということが 少しでも慰めになればいい」と言ったウンビの重たい一言もとても響きました。
18歳
夢を叶えるには早いけど 夢を見始めるのには丁度いい
転ぶのは痛いけど 立ち上がる方法を学ぶのに丁度いい年
永遠に思えた恋が入試という壁にぶち当たり
むなしく終わっても私たちは18歳だもの
まるで世界が終わる日のように
激しく恋をすることもあれば 憎むこともある
不器用で傷つきやすい年でもある
だから苦しくて辛い時間を過ごす時もある
それでも長い時間が経って振り返れば
あの時は幸せだったと思えるのは
差し伸べられた誰かの温かい手があったから
たった1人でいい
泣いてる友達にこう言ってくれる友達がいれば
私は私たちはどんな試練も乗り越えられる
「大丈夫 つらくても あなたは18歳なんだから」
最終話より
爽やかでちょっと胸が苦しくなり、見応えのある素敵なドラマでした。
いろんな要素盛りだくさんで飽きずに見れて、面白かっただけに、ほんと!邦題!どうにかならんかったかな!考えたの誰!笑