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韓ドラレポ「王は愛する」視聴感想

おすすめ度 ★★★

高麗時代を舞台に三人の男女の甘く切ない愛と固い絆で結ばれた友情を描くラブロマンス時代劇。互いの想いに気づいたとき、三人の運命が動き出す!

作品情報

  • タイトル:王は愛する
  • 原題:왕은 사랑한다
  • 放送:2017年7月17日〜9月19日 全40話
  • 脚本:ソン・ジナ
  • 演出:キム・サンヒョプ

出演

  • イム・シワン▶︎ワン・ウォン
  • ユナ▶︎ ウン・サン
  • ホン・ジョンヒョン▶︎ワン・リン
  • パク・ファニ▶︎ワン・ダン
  • オ・ミンソク▶︎ソン・イン

相関図

あらすじ

第25代高麗王の息子ウォン(イム・シワン)は、美しい容姿と知性にあふれ、大胆な行動力で人々を引き付ける卓越した能力の持ち主だが、母親が元(げん)のフビライ王の娘であったため、父親から忌み嫌われ警戒されていた。政に興味を持たず、権力争いも嫌い、いつも親友リン(ホン・ジョンヒョン)と過ごしていた。ウォンにとってリンは、家族よりも心を許せる存在であり、一生を共にすると誓った特別な存在であった。リンは、友でありながらも護衛としてウォンを誰よりも近くで支えていた。ある日、二人は身分を隠し王宮の外に出かけ、高麗一の大商人ウン・ヨンベクの妻が何者かに殺されるところを目撃する。殺された女性の娘であるサン(ユナ)は幸い難を逃れる。一方、ウォンとリンは、サンの母親が亡くなる直前に残した娘への遺言をサンとは知らずに伝える。これが三人の出会いだった。 7年後、ウォンとリンは美しく気高い女性に成長したサンと再会する。 三人の間には友情が芽生えるが、ウォンは次第にサンに恋心を抱き、リンもまたサンに密かに想いを寄せていく。永遠に続くと信じていた二人の友情がはからずもサンによって崩れ始め…。

(BS朝日 より)

ネタバレ感想

今まで見てきた時代劇とはまた一味違いました。
明るいトーンですがいろいろ切ないし、出演してるキャラクターみんな哀しい…。

頭脳明晰で確固たる理念を持ってぶれずに行動する世子ウォンと、寡黙で真面目で忠実なリンの二人の良き友の絆には感動しました。
途中同じ女性を好きになってしまったことに気づき、距離ができてしまったのは悲しかったです。
終盤は仲違いさせられそのまま敵として終わってしまうのかと思いきや、、、最後は笑顔が見れて良かったです!

世子、サン、リンの関係性は、友情や愛情など、いろんな感情がそれぞれの立場で違った表現、形となり見えてきて、かなり切なかったです。
三角関係ドラマとして、リンが二番手ナムジャの役かと思って見てましたが、私が知ってる三角関係のドラマではなかったです。
個人的に、サンの気持ちが最後まではっきり見えなくてなんだか物足りなく感じました。

このドラマはイム・シワン演じる王がとにかく良い!!!
孤独の中で友に会い、愛を知り、大切な者を守るために、自分が捨てられるものはプライドでも何でも全部捨てて強く闘う王、、、
孤独で強い王を演じきっていたイム・シワンとてもカッコよかったです❤︎!

中盤、悪役にやられっぱなしで見ててこちら側まで病むかと思いました笑
せめてもう少しラブ要素挟んでくれれば気持ちが持ったかもしれないのにぃぃぃ!
恋愛時代劇なのにキュンキュンがなんせ少ないんです!笑
悪役たちは、大義名分を掲げ己の権力欲を隠し、他者を煽動して力ある者に近付き操ろうとしていて、本当の悪の輩たちでした(-_-)

ラストで、あぁぁーそうなるのかーーーと、王道ではない結末になっていて、ウォンの見送る姿と彼の気持ちを考えると切なすぎましたが、心に染みる終わり方でした。
ドラマとしては悪くない終わり方だと思いますが、ウォン派としては、良くないですね!笑
ウォンが愛していたのはサンだけではなくリンも同じように愛していたと思えば、ハッピーエンドなのかもしれません。
愛から身を引く、権力から身を引く、固く結ばれた友情から身を引く、欲を出し過ぎないこと、諦めることで美しい結末を得ることもあるということですね。

OST

  • Roy Kim/Starlight
  • Yim Siwan/My Heart
ABOUT ME
Natsu
小学生のころに韓ドラにハマり、そのまま15年以上韓ドラを追いかけ続けている淑女です。