韓ドラレポ「偶然見つけたハル」視聴感想

おすすめ度 ★★★★

2019年MBC演技大賞で話題を独占した、予測不能な胸キュンラブストーリー！
ヒロインだと思っていた自分は漫画の脇役だった！？
自由と初恋を懸けたエキストラたちの胸キュンな反抗が始まる！

Contents

作品情報
出演
あらすじ
ネタバレ感想
OST
さいごに。

作品情報

タイトル：偶然見つけたハル
原題：어쩌다 발견한 하루
放送：2019年10月2日〜11月21日全16話
原作：ムリュ／偶然見つけた7月
脚本：ソン・ハヨン、イン・ジヘ
演出：キム・サンヒョプ

出演

キム・へユン▶︎ウン・ダノ

ロウン(SF9)▶︎ ハル

イ・ジェウク▶︎ペク・ギョン

チョン・ゴンジュ▶︎イ・ドファ

キム・ヨンデ▶︎オ・ナムジュ

イ・ナウン▶︎ヨ・ジュダ

イ・テリ▶︎チン・ミチェ

あらすじ

幼い頃から心臓を患ってはいるものの、明るく天真爛漫に生きてきた、会長令嬢ウン・ダノ。スリ高校のアメイジング３、容姿端麗なセレブグループA3の注目を一身に浴び、「まるでヒロインのような私の人生」と思っていた彼女に突然異変が起こる。記憶を失ったり、未来が見えたり…。その理由を学食のミステリアスな料理人から聞いて驚愕！この世界は漫画の中の世界で、自我を持つもののみが知る世界「シャドウ」と、作者の設定の「ステージ」からなるというのだ。そのうえダノは、自分が漫画の世界の取るに足らない小さな役でしかないことを知り、このまま持病の心臓病で死ぬのは耐えられないと一念発起。なんとかしてストーリーを変え、自分の思いのままに生きようと奮闘する。そんな折、作者の設定とは異なる出来事が起こる。ダノは、そのきっかけとなった顔も名前も知らない男子生徒を必死で探し回るが、やっと見つけた彼は、名前すら持たないエキストラだった。そんな彼にハルという名前をプレゼントするダノ。そこからふたりは、漫画よりもときめくページを描き始める！

(公式サイトより)

ネタバレ感想

また新しいタイプのドラマ発見～～～！最高でした！
漫画に入り込んだ設定の作品だと「W-君と僕の世界-」もありますが、サスペンス感が強かった「W」と比べると本作の方がよりポップでラブコメ感が強めです！
そして「W」では漫画の世界と現実世界を行き来していましたが、本作は漫画の中の世界が全てだという点も大きな違いです。

本作は漫画の中の世界を舞台にし、漫画の中で生きてるから作家が描いた通りに動く”自分の世界”に違和感を持ち始め自我が芽生える主人公、さらに図書館で自分たちが経験した出来事が描かれている漫画『秘密』を見つけてしまう、、、こんなの初めから面白いに決まってるぅぅぅ！！！
そこから飽きさせないテンポと演出で次の展開が気になってしまいます。
そもそも漫画を読んで、漫画のキャラクターたちに自我があったら、、、なんて考えたこともなかったのでその設定を思いついた脚本家の視点が面白いと思いました。
でももし漫画のキャラクターたちが本音を語れたらこんなかんじなんだろうな～なんて妙に共感できてしまったり。
漫画の世界だと分かるように分かりやすく映像化できてたのもすごいです！

ドラマの初めに”F4″ならぬ”A3″というセレブなイケメン男子たちが登場して、花男ぽいやつかーなんて思ってので完全に裏切られました！(いい意味で)
ちなみにこの”A3″の三人と主演のロウンの4人の平均身長なんと、187cm！！！神々しいっ！！！眼福～～～！！！

その四人の紹介動画のようなものが上がってるので載せさせていただきます！拝んじゃってください！

ただのラブコメじゃない！そしてただのティーンドラマじゃない！ただの学園ドラマじゃない！
とにかくラブコメ好きな人は必見です！！！
ラブコメ特有の王道でキザなセリフもでてきますが、このドラマではあえてそれを利用し、そんなセリフもうまく活かされてて、設定がうまい！

キム・ヘユンは「SKYキャッスル」のときとは対照的なダノの親しみやすいキャラクターが可愛かったです。
作家が決めたキャラクター設定に翻弄され、自我が芽生えたことで自分の運命に抗い、運命を変えたいと強い意志を持ち続け諦めない姿がとても魅力的でした。
わちゃわちゃしてて、ハルヤ〜！ってハルのこと追いかけ回すダノが可愛いです！

ダノが惹かれる名前のないエキストラのハルを演じるロウンのキラキラぶりがすんばらしい～！！！
特に登場シーンでOSTの「My Beauty」と共に登場した時のキラキラ感がエグすぎて心臓痛かったです笑

ちなみに、ロウンの顔をやっと拝めるのが2話の終わり、やっと声を聞けるのが3話の終わりなんです、、、もどかしい！！！笑
物静かですが、しっかり情熱があって一途なハルが可愛くてキュンキュンしました！
ハルの“アンニョン”は即死案件でした♪

A3のペク・ギョンが後半で自我が芽生えたあたりから切なかったです。
彼自身の本当の気持ちをダノに語れるようになり、本当の自分を見つけ、ギョンも幸せになって〜といつの間にか応援するようになっていました。

少女漫画『秘密』の主人公のオ・ナムジュとヨ・ジュダのカップルも可愛くて好きです！
後半のジュダ、ほんとはそんな性格だったのかと好感度爆上がりで大好き！
最後まで自我が芽生えずキザなセリフばっか言ってたナムジュはもはや可愛いです笑
大学生設定の漫画では扱い変わりすぎてて、なんなら愛おしい笑

いつも優しくて一途にジュダを思い続けるドファも好きでした！あんな友達欲しい！

『秘密』のキャラクターたちは前作漫画『ヌンソファ』でも何らかの役割を担っていて、この『ヌンソファ』のストーリーが分かったことでいろんな『秘密』の謎が解けました。

誰かを好きになるのはみんな自由で、主役も脇役もなくみんな平等な現実世界とは違い、漫画の世界ではエキストラたち脇役は愛も自分たちが努力しないと手に入りません。
大切な人とずっと一緒にいられるのが当たり前じゃない世界、思うように動けない世界、、、作家が描いた物語の中(ステージ)では逆らえないけど、作家が描いてない物語の外(シャドウ)で自分たちのストーリーを必死に生きようとする主人公たちに胸を打たれました。