おすすめ度 ★★★★
誰もが経験する、人生で一度きりのあの瞬間。危なっかしくて未熟な18歳のピュアラブストーリー！
作品情報
- タイトル：十八の瞬間
- 原題：열여덟의 순간
- 放送：2019年7月22日〜9月10日 全16話
- 脚本：ユン・ギョンア
- 演出：シム・ナヨン
出演
- オン・ソンウ▶︎チェ・ジュヌ
- キム・ヒャンギ▶︎ ユン・スビン
- シン・スンホ▶︎マ・フィヨン
- カン・ギヨン▶︎オ・ハンギョル
- ムンビン▶︎チョン・オジェ
- キム・ドワン▶︎チョ・サンフン
相関図
あらすじ
ジュヌ（オン・ソンウ）は私生児で、母とも離れて暮らしている１８歳の少年。ある日、彼は幼なじみを助けようとして、校内暴力の加害者と誤解されてしまう。誰もジュヌのことを助けてくれず、その事件のせいで強制的に転校させられることに。
なんとか新しい学校に来たジュヌだったが、絶対権力者のような生徒フィヨン（シン・スンホ）の策略で泥棒と誤解されてしまう。孤独に慣れているジュヌは学校生活に期待していなかったが、自分が学校を去ると言ったにもかかわらず、依然として露骨な敵意を表わすフィヨンに対して、負けたくないという思いが湧き上がってくる。そして、クラスメートのスビン（キム・ヒャンギ）のことも気になり始める。
今までどうなっても構わない人生だと思い、誰にも心を許さなかったジュヌだが、初恋のスビンと大切な友達、そして若い教師ハンギョル（カン・ギヨン）のおかげで少しずつ成長し、意味のある人生を歩んでいく。
(BS朝日 より)
予告
ネタバレ感想
ザ青春の高校生が一人一人抱える問題や苦悩が鮮明に描かれていました。
思春期と青春の全てだった18歳。時には「もう大人だから」と言われ、時には「まだ子供だから」と言われる18歳。
そんな彼らが悩み、苦しむ姿に胸が締めつけられました。
苦しくて切なくて、だけど綺麗で美しい。18歳のキラキラした瞬間、眩しかったなぁ。
オン・ソンウの初演技・初ドラマとは思えないほど落ち着きがあり、彼が元々持ってる爽やかさがジュヌという役にピッタリでした！
ものすごい華があるというよりは、なんだか美しくて儚げで、その雰囲気がとても魅力的でした。(ちなみに私は強火のWanna Oneペンなので母のような気持ちで拝ませていただきました笑)
ジュヌがいい子すぎて、自分が18歳だった時とは比べ物にならないほどで、なんなら今の私自身と比べても何倍もいい子でしっかりしてるなと感じました。
めちゃくちゃ素敵なお母さんも見てて癒され、あのお母さんだからこそジュヌが優しくて真っ直ぐでピュアでに育ったんだろうなと納得。
繊細ですが芯の強さが出ていて、ぐっと我慢出来る強い子でしたね。
キム・ヒャンギ演じるスビンは嫌味がなく、自然体で等身大でとても良かったです！
ジュヌとのシーンは初々しくて可愛かったです。
スビンと接していくうちにジュヌが癒されて笑顔も増えていき、その過程もとても良かったです。
友達思いで優しくて、でも自分の意見もしっかり言う、そんな2人のカップルがとてもお似合いでした！
フィヨンはある意味犠牲者だなと思いました。
最初は見てて胸糞悪かったんですが、だんだん不憫に思えてしまいました。
子供は親の所有物ではないんです。親のプライドや見栄の為、そして厳しい韓国の学歴社会、子供たちが可哀想でした。
高校を辞めてガソリンスタンドで働くフィヨンの姿には胸が痛みました、、、
カン・ギヨン演じる新米担任ハンギョル先生が最高にいい先生すぎました。
前半のやや辛い展開も先生のおかげで見続けることができたんだと思います！
モンスターペアレントによって先生辞めさせられちゃうのではと少しだけドキドキしました。
生徒を励まし、好きな人を励まし、自分をも励ましながら、あんな素敵な先生に出会えたら幸せだなぁと思いました。
他にも、友達思いなクラスメイトたちもみんな良かったです！
ピルサンは最初やばそうないじめっ子かなと思ったんですがシンプルにただのお調子者でした笑
ムンビン演じるオジェも良かったですし、クラスメイトではないけどキム・ドンワン演じる数学の天才サンフンも良かったなぁ。
ラストはまさに十八の瞬間という感じでした。
未来の二人が幸せになった姿を見たかったという気持ちもありますが、その瞬間を描いたドラマだからこそ、あの終わり方で良かったんだと思います。
『別れは永遠じゃない 僕たちはまだ18歳で 一瞬一瞬が輝いているんだから』
ドラマ最終話より
十八の瞬間、一瞬一瞬」が詰まっていた素敵なドラマでした。大人の方にもおすすめなドラマです。
