ドラマレビュー

韓ドラレポ「ホテルデルーナ」視聴感想

おすすめ度 ★★★★

作品情報

  • タイトル:ホテルデルーナ
  • 原題:호텔 델루나
  • 放送:2019年7月13日〜9月1日 全16話
  • 脚本:ホン姉妹
  • 演出:オ・チュンファン

出演

  • イ・ジウン▶︎チャン・マンウォル
  • ヨ・ジング▶︎ク・チャンソン
  • シン・ジョングン▶︎キム・ソンビ
  • ペ・ヘソン▶︎チェ・ソヒ
  • P.O▶︎チ・ヒョンジュン
  • カン・ミナ▶︎キム・ユナ

あらすじ

ソウルの繁華街で幽霊だけが泊まることのできるホテルデルーナには、千年以上前から美しいが気難しい社長チャン・マンウォル(イ・ジウン)が住んでいた。ある日マンウォルは、ホテルデルーナに迷い込んできた男を、息子を引き渡すことを条件に見逃してやる。それから20年後、優秀な若きホテルマン、ク・チャンソン(ヨ・ジング)の元にデルーナから入社の知らせが。チャンソンこそが、昔助けた男の息子だったのだ…。嫌がるチャンソンだったが、ある運命的な出来事をきっかけにデルーナで働くことを決意する。こうして、チャンソンはマンウォルと共に幽霊たちをもてなすのだが…。

(BS日テレ より)

予告

ネタバレ感想

死者の霊を癒す「ホテルデルーナ」を舞台に、ホテルに来る客や従業員の死と生前のエピソードを各話で描きながら、マンウォルがデルーナの主人になったいきさつを明かしていくファンタジードラマです。

面白かったんですが、過去と現在が入り組んだ深いストーリーを期待しすぎると物足りなく感じるかもしれません。
意外とあっさりしてるのと、キャラクターたちの過去のエピソード自体にそこまで深みや新鮮さは感じれなかったのが少し残念でした。
過去を少しずつ見せて視聴者が考察できるタイプのストーリーではあるんですがそこも特に意外性はなかった気がします…。

感動する回ももちろんありますし、終わりが近づくにつれマンウォルとチャンソンの残された時間がとても切なかったです。
だからこそ特に最後の部分はもっと丁寧に詰めて欲しかったなぁと個人的に思いました。
とは言え徹底した世界観はエンタメ作品としては十分に楽しめるでしょう。

そして見どころの一つとしてはやはりマンウォルの衣装。
昔から現代までのアクセサリーからヘアスタイルなども含めて、クラシックで煌びやかな衣装が可愛くて見ていて楽しいです。
あの衣装たちを全て消化できるIU最強ですね。

IUとヨ・ジングの組み合わせが最初は微妙かな?と思ったんですが、見進めていくうちに好きになりました。
悪態をつくマンウォルも乙女なマンウォルも可愛いです。
優しさ溢れるチャンソンにも心惹かれました。
子役の時から彼を見てるからかイチャイチャシーンや甘いセリフのシーンを見ると、いつの間にこんなに男らしくなっちゃって〜!と親戚のおばちゃんみたいな気持ちになってしまいました笑

個人的にはイドヒョン好きなので、もっと見たかったぁー!
出演シーンは多くはないですが印象に残る心惹かれる役でした☻

他にも豪華なカメオがたくさん出てるので、未視聴の方は是非本編見てチェックしてください❤︎(最終回のエピローグ1番テンション上がりました)

『縁は結ぶより切る方が難しい』というのが一貫して語られていたドラマでした。
過去の記憶と感情に苦しめられ長い間この世に留まった者たち、その悶えるほどの長く深い苦しみの最後には美しい仲間に出会い、愛を知る事もできて良かったです。
人生は時に悲しく、憎しみや絶望に囚われることもありますが、いつしかその悲しみや憎しみなどを乗り越えたからこそ感じることの出来る感情ほど、人の人生を豊かにするものはないのだとこのドラマは教えてくれます。

生きるとはなんなのか、死を迎えるとはどういうことなのか、いつかは死んでいく私たちはどうやって毎日を生きていかなければならないのか、このドラマを通じて考えさせられました。

OST

  • Monday Kiz, Punch/Another Day
  • 10cm/Lean On Me
  • Punch/Done For Me 
ABOUT ME
Natsu
小学生のころに韓ドラにハマり、そのまま15年以上韓ドラを追いかけ続けている淑女です。