ドラマレビュー

韓ドラレポ「仮面の王 イ・ソン」視聴感想

おすすめ度 ★★★

仮面で顔を隠して育った若き世子が、秘密結社に奪われた王座と国を取り戻すために闘う、愛と正義のエンターテインメントドラマ!
運命によってたぐりよせられた境遇の異なる4人の若者たちのくるおしいほどに一途な愛が辿る道は…。

作品情報

  • タイトル:仮面の王 イ・ソン
  • 原題:군주 – 가면의 주인
  • 放送:2017年5月10日〜7月13日 全40話
  • 脚本:パク・ヘジン、チョン・ヘリ
  • 演出:ノ・ドチョル、パク・ウォングク

出演

  • ユ・スンホ▶︎イ・ソン
  • キム・ソヒョン▶︎ ハン・カウン
  • エル(キム・ミョンス)▶︎イソン
  • ユン・ソヒ▶︎キム・ファグン
  • ホ・ジュノ▶︎テモク
  • パク・チョルミン▶︎ウ・ボ

相関図

あらすじ

朝鮮王朝時代。秘密結社「辺首会」は、怪しい毒の力で王や朝廷までも支配していた。生まれてからずっと仮面をつけさせられていた王位継承者の世子イ・ソン(ユ・スンホ)は、その理由を知る人物を訪ねるため、仮面を外して密かに王宮を抜け出す。市民を装い初めて素顔で外に出たイ・ソンは、そこで聡明な良家の娘カウン(キム・ソヒョン)と、イソン(エル)という同じ呼び名を持つ貧しい水売りの息子に出会う。やがてイ・ソンは仮面の理由と恐ろしい辺首会の存在を知ることになり、同じ名を持つ2人の数奇な運命と長い闘いの日々が始まる。

(公式サイト より)

ネタバレ感想

時代劇ですが史実にあることを少しおり混ぜたほぼフィクションのストーリーになっています。
面白かったんですが、話が終始重いので見てて気持ちも暗くなりました(*_*)
力がないとこんなにも地位があっても無力なのかと感じる場面が多かったです。
世子もカウンもファグンもイソンもみんな辛い…。
その主たちに尽くすコンやチョンウンも辛いだろうなと思いつつ、忠誠心が素晴らしくて感心してしまいました。
中でもイソンとファグンがひたすら可哀想だったなぁ。

悪魔に魂を売りどんどんおかしくなっていくイソンが可哀想すぎて見てるのなかなか辛かったです。
貧しい暮らしの中で父親を殺され、世子の身代わりになり偽物の王として不自由な暮らしをし、好きな人にも振り向いて貰えず、、、
ただ愛するお嬢様の側にいたいという思いだけなのに、報われず政争に巻き込まれ利用されていくのとても不憫。
頭が良いはずなのでもっとそういう見せ場があっても良かったのになぁとも思ったり…。

ファグンは健気かつ強い意志を持つ女性として、正直ヒロインより好感が持てた気がします。
最後まで一途に愛する世子のために動いたファグンは潔くてかっこいいですが、イソンと同じく不憫にも感じました。
正妻も側室も望まず、ただただ自分の愛する人を守りたいだけという、どれほどの愛なんでしょう。

ユ・スンホの王様は凛々しく君主らしさがしっかりあって役にハマっていました。王の聡明さが見ていて伝わってきました。
世間知らずで頼りない姿から、日を追うごとに立派で清廉な王様になっていく姿がカッコ良かったです!
そして不死身具合が最強です!笑

ヒロインのキム・ソヒョンは安定に可愛いかったし好きな女優さんですが、本作では見せ場が少なく、先ほども書いたように強く賢く命懸けで世子を守るという、切ない役所を上手く演じてたユン・ソヒの方が圧倒的に魅力的だったと思います。

そして悪役のテモク様圧巻でした。ホ・ジュノの演技に魅了されました。
チムの毒で王宮を牛耳るという発想も面白かったです。
良い人な部分は全く見れませんが、テモクが時折見せる表情から人間味を感じれて、心底嫌いになることはできませんでした。
ファグンへの愛はありつつもそれでも信念を貫いてしまったの切ない…。

Netflixの配信終了前に見ることができて良かったです!!!

OST

  • ヤン・ヨソプ/The Man Who Couldn’t Cry
ABOUT ME
Natsu
小学生のころに韓ドラにハマり、そのまま15年以上韓ドラを追いかけ続けている淑女です。